2022年6月にスペインのガリシア地方を旅行し、サンティアゴ・デ・コンポステーラにある5つ星のパラドール「オスタル・ドス・レイス・カトリコス(Hostal dos Reis Católicos)」に宿泊しましたので、ご紹介いたします。
アクセス:Parador 「Hostal dos Reis Católicos」Santiago de Compostela
カテドラル・サンティアゴデコンポステーラ大聖堂のある旧市街の中心「Praza do Obradoiro」(オブラドイロ広場)に面しています。
こちらの写真の正面がパラドールで、右側が大聖堂、左が市役所です。
Renfe サンティアゴデコンポステーラ駅からはタクシーで約10分、徒歩18分
今回は、Santiago de Compostela 駅からは、タクシーで7ユーロ程度でした。
元々、巡礼者のために建てられた病院で兼サンティアゴ・デ・コンポステーラに辿り着いた巡礼者達の宿泊施設として使用されていました
スペインの歴史的建物を使用したホテル「Parador」(パラドール)
“Paradores de Turismo de España”という名のホテル・チェーンが展開するホテルで、スペイン全土に約100件ほどあります。
「国営ホテル」でしたが、1991年からは国が唯一の株主である株式会社のようです。
修道院や、お城など、歴史や風土が感じられるスペイン特有の宿泊施設で、とてもおすすめです。
私は、他にはグラナダのパラドールや、オンダリビアに宿泊したことがありますが、とてもよかったです。
今回のサンティアゴ デ コンポステーラは5星のGran Lujo(グラン・ルッホ)という最上級クラスです。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ旧市街全体が世界遺産
ローマやエルサレムと並ぶキリスト教の三大聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラは、旧市街全体が世界遺産に登録されています。
その世界遺産の旧市街にあるこちらの5つ星のパラドールに宿泊できるなんて、とても素晴らしい経験でした。
パラドールの中でも5つ星は、なんと、こちらのパラドールと古都レオンのパラドールのみです。
チェックイン:巡礼者には割引特典もあり?!
繁忙期ですと、朝食付きで300〜800€ぐらいの部屋料金ですが、閑散期ですと180€程度で、予約できそうでした。
スタンダードやスイートのお部屋があり、夕食付き(およそ一人60€程度)のプランもありました。
宿泊費もですが、館内のレストランなども、巡礼者の方には、割引特典があるようでした。
巡礼者も多いからか、5つ星といえども、カジュアルな感じの方も多かったです。
サンティアゴ巡礼者のために1499年に王立病院として建てられたそうです。
建物はとても、大きくて4つの中庭があって、正直、、、広すぎて、迷いました(汗)
しかもですね、、、一番奥の角の部屋になりましたので、一番遠い部屋だったかもしれません。
廊下もとても雰囲気があります。ポーターさんがお部屋まで案内してくださいました。
鍵も古風な感じでしたので、コツがあって、最初は開けられなくて、近くで清掃されていたスタッフの方に助けてもらいました。
ちなみにですが、大聖堂の塔から見た、パラドールです。↓
パラドール:スタンダードのお部屋の様子
ちょうど西向きのお部屋かな。
ベッドも広く。。。
とても雰囲気のあるお部屋です。
作業用のデスクもありました。
無料のお水やポットもあり、パラドールのマグカップがかわいい。
冷蔵庫の中は有料。
窓からはのどかな、オレンジの屋根が続く街並みがのぞめます。
もともと、ガリシア地方は雨が多いようですが、天気がころころかわります。この旅行中、全日程雨予報です(泣)
バスルームは広々としています。
浴槽と。。。
シャワールームが分かれています。これは嬉しい。
アメニティは、他のパラドールと同じですかね。
備え付けの、シャンプー、コンディショナー、ボディソープがありました。
パラドールの内部の様子
エレベーターもあるのですが、館内が広くてそこまでいくのも面倒でしたので、下る際には階段をよく使いました。
礼拝堂のようなスペースもありました。
4つあるパティオも、それぞれ雰囲気があります。こちらのパティオは館内のカフェのテラス席としても利用されていました。
広くて、全部は回りきれませんでしたが、ステンドグラスが美しい吹き抜け。。。
高価そうなタペストリー。大聖堂の美術館にも同じような作品がありました。
ロビーも広々としています。
宿泊者しか体験できない夜のパラドール
宿泊していると、夜でも安心して、こちらの大聖堂のライトアップもみることができます。
夜のパラドール
夜のパティオもとても幻想的でした。
パティオをかこむように廊下があるので、灯がともると、とても雰囲気があります。
実は、この日、夏の訪れをつげる「サンフアン」の火祭りの日。スペインの各地の海岸では、イベントが行われていました。
バルセロナでも、この日が近くなると、ところどころで花火や爆竹の音が聞こえます。
こちらのサンティアゴの街でも、なんだか、煙のにおいがするな。。。とおもっていたら。
花火がところどころで、上がっていました。ワンちゃんがびっくりして吠えていました。(このイベント、、ワンちゃんにはあまりよろしくないようで、花火や爆竹の音にびっくりしすぎて、ベランダから落ちてしまうなど事故も多いようですので考えものです)
この日から、学校が夏休みに入るので、さらに本格的なバケーションシーズンがはじまり、ヨーロッパ各地では、大混雑が引き起こされるようです。
まとめ:歴史的建造物に宿泊できる体験はおすすめです
今回は、パラドールのお部屋と、内部の様子をご紹介いたしました。
次回は、館内のレストランでの夕食や朝食、カフェの様子もご紹介いたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。