今回は、2020年1月ぐらいから少しづつ手続を進めてきたスペインの配偶者ビザ取得の流れについて私の経験をご紹介したいと思います。
コロナ禍真っ只中でしたので、いつもゆっくりペースのスペインの手続ですが、さらにゆっくりペース、しかも時々急に起きてくるという状況でとても大変でした。逆に、コロナ禍だからこそ、出向かなくてもオンラインでできることもありましたが。。。。やはり、真っ只中の時は、働いている人も限られていたでしょうか。
家族同居居住査証とは 配偶者ビザ・家族ビザ
※ 一年以上スペインに合法的に居住し、更にスペインの滞在許可証(労働或いは居住許可証)の更新を申請済みの場合は、 以下の条件に当てはまる家族との同居査証を申請することができます。
1. 配偶者(事実上別居していないこと。合意の上での違法な婚姻関係にないこと)。
2. 子 (申請の時点で結婚していない未成年者)。
3. スペインでの被同居者が法定代理人となっている禁治産者及び未成年者。
4. スペインでの被同居者あるいはその配偶者が扶養している父母・祖父母で、スペインに同居する必要性を立証できる
私の場合
・日本人の夫
・スペインの労働ビザを持っている(労働ビザの更新後)
(**後で、わかりましたが、私が日本でVISAの許可がおりた日付から、夫のVISAの更新までの期間が6ヶ月以上残っていないとスペインで滞在許可証(NIE)のカードが発行できませんでした***)
という条件で、配偶者としてスペインでの滞在許可を得るためのビザです。
家族同居許可書を夫がスペインで申請
配偶者のビザを取るためにまず必要なのが
スペインの県当局(Autoridad Gubernativa)で発行された「家族同居許可書」 ( la Concesión de la Reagrupación Familiar con informe gubernativo)です。
これを取得する行程がとても長かったです。
・マンションの契約
・市の職員によるマンションのチェック(予約を取るのも一苦労)
・婚姻証明書の取得
・婚姻証明の翻訳を依頼する
・全ての書類を弁護士に渡し(1/25)、申請してもらう
申請の返事は3ヶ月でくると言われてもできてこないので催促すると急に進んだりしました。
(あまりに返事が遅いので、4/8に確認してもらったところ、でもまだ申請中となっており、その後、4/19に書類に不足があるといわれました。申請時に払う税金の領収書、夫の直近6ヶ月の住居の居住状況などの書類がたりていなかったようです)
6/4 家族同居許可証が急にとれました。(こちらにすでに私のNIEの番号が記載されていました)
この家族同居許可証を取ると、1ヶ月以内に、駐日スペイン大使館で申請をしないといけないのですが、申請するにもいろいろな書類が必要です。それを順に説明していきます。
今回、コロナ禍ということもあり、いつもは1ヶ月のところ2ヶ月以内になっていました。日本の大使館の人もこれを知らなかったので確認すると2ヶ月ですねということになり、半分安心したものの、半分不安でした。
しかも、ちょうどスペインにいた時にこの書類が急にできてきたため、急遽日本に戻り、しかも今は14日間隔離の間は、病院も診断書を受け付けてくれませんし、警察署も無犯罪証明書の対応をしてくれませんので注意が必要です。タイムリミットが近づく中、みすみす2週間を不意にします。
間に合わないかもしれないなというストレスがかなりありました。ここまでの行程もとても大変だったので、私の方でそれを無にするわけにもいかないので、頑張るしかありませんが、不透明なことが多くて大変でした。
コロナ禍ということもあり、いつも電話も繋がらないスペイン大使館ですが、メールで質問に対する返信をいただくことができ、必要書類条件も先に送ってもらえました。
必要書類条件
査証申請書 (1部)
必要事項をすべて記入し、申請者本人がパスポートと同じ署名をすること。
申請書類は大使館に本人が出頭の上、提出 (郵送申請不可)。
(18 歳未満の子供の場合は、親権者が申請するため出頭不要)

写真(4.5 X 3.5)1枚
カラーで背景は白色。
申請書右上に貼付すること。(貼付していないだけでも怒られます)
パスポートとそのコピー1部
(コピーも忘れずに、ないと怒られます)
(写真と個人データの頁。追記事項がある場合は追記事項の頁もコピーして提出)
スペインへの入国予定日より 1 年以上有効のもの及びビザ用の余白のページ最低2枚。
無犯罪証明書
(18歳未満は不要)
申請日から逆算して日本を含めて過去5年間居住した国々(スペインを除く)の警察当局発行の無犯罪証明書。(発行日より 90 日以内のもの)
詳細はこちらをご覧ください↓
申請から2週間ほどでできあがりました。
こちらが時間を要する書類ですので、早めに手をつけたほうがいいかもしれません。
健康診断書
大使館作成の雛形に基づいて、医師が記入、署名し医師印及び病院印が押印されたもの。
(発行日より1ヶ月以内のもの)

地方の都市で、どこかできるところがないか探してみましたが、以外と探せませんでした。
スペインの書式は、問診でもかけるもののようで、近くのかかりつけ医などに書いてもらった人もいるようなのですが、私は病院に全くかかっていないので、そういった融通がきくところもありませんでした。
また、対応したことがない医院も多いので、戸惑われることも多く、 ISRに対応していないとか、トラベルクリニックなどの方がいいのではないかと言われ、国内トラベルクリニックリストで調べてみました。
近くのトラベルクリニックに聞いてみましたが、2週間先でないと予約が取れない、診断書の発行に2週間かかるとか言われ、それでは、期限に間に合わないと思いやめました。
また、近年大きな病院では、紹介状などがないと受診できなかったり、初診料も高くつくかと思い、除外しました。
結局、東京の有楽町駅に近くにある 日比谷トラベルクリニック にしました。
こちらなんと、 スペイン用は問診だけで、当日発行可能ということでした。
こちらは他の方もオススメしていたり、実績があるので、書類などもおおよそ分かっていらっしゃったので、とてもスムーズでした。
当日は予約した時間に伺うと、仮の書類がすでに完成しており、問診後に問題なければすぐにいただけました。問診もすぐにしてもらえて、受付から書類記入、問診とトータルで15分程度、料金は7700円でした。
原本とコピー1 部 (戸籍謄本)
a)配偶者及び未成年の子の場合
戸籍謄本。(発行日より 90 日以内のもの)
b)成人した子の場合
戸籍謄本(出生証明書)、住民票、両親に扶養されていることを証明する書類(学生の 場合、学校の在籍証明書等。
或いは十分な収入がない為、自活できないことを証明する確定申告書の本人控え 等)。
c)父母・祖父母の場合
戸籍謄本(親子関係を証明するもの)、住民票(同居している場合)
スペインで同居予定 者に扶養されていることを証明する書類(確定申告書の本人控え等)他に、
スペインで同居する子・孫に同伴し なければならないことを理由付ける書類(重病、或いは障害があって介護が必要なことを証明する医者の診断書 など)。
戸籍謄本のみ外務省領事移住政策課証明班 ( TEL:03-3580-3311)のアポスティーユ認証を取り付けること。
又、すべての日本語の書類にはスペイン語訳 2 部も用意すること。
戸籍謄本のスペイン語訳 2部
こちらの戸籍謄本のスペイン語訳ですが、フォーマットなどやどういった人に頼むべきなのか、書いてはいなかったので、一応、大使館の方にお尋ねするとプロの方にお願いするように言われました。
プロって、何か資格をお持ちの方なのか、プロと名乗ればプロなのか、夫も通訳をしておりますが、どのレベルだとOKなのかわからず。。。
色々なみなさんの経験談を調べていると、ご自身でされている方もちらほら見かけました。
私も、スペインの領事館で作成していただいた婚姻証明書やスペインでのビザの申請手続き中にスペイン人の法定翻訳家の方に、訳してもらった戸籍謄本(翻訳家の方のサイン入り)がありましたので、それを見ながら夫にチェックしてもらいつつ自分で作成したところ、なんと問題はありませんでした。
サインとか判子とかもいらないのかな、、、なんて思ったりもしました。
アポスティーユとは
公印確認・アポスティーユとは(外務省HP)
日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のこと。
外国での各種手続き(婚姻・離婚・出生,査証取得,会社設立,不動産購入など)のために日本の公文書を提出する必要が生じ,その提出先機関から,外務省の証明を取得するよう求められた場合,
また日本にある提出先国の大使館・(総)領事館の領事による認証(=領事認証)取得に際して要求された場合に必要になります。
よって,外国の提出機関あるいは駐日大使館・(総)領事館が求めている場合のみ申請をして頂くことになります。
アポスティーユとは(外務省HP)
「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」(1961年10月5日のハーグ条約)に基づく付箋(=アポスティーユ)による外務省の証明のこと。
提出先国はハーグ条約締約国のみ。
アポスティーユを取得すると日本にある大使館・(総)領事館の領事認証があるものと同等のものとして,提出先国で使用することができる
アポスティーユ申請方法
外務本省(東京)は窓口での申請を一時停止中(2021.6月現在)
大阪分室では窓口での申請を継続しているが、郵便での申請を推奨中
申請に必要なもの
- 証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本) (*戸籍謄本など)
- 申請書(アポスティーユ) 窓口に備え付けの申請書も利用可。
- レターパックなど返送用封筒(返送先要記入)
申請者本人の住所への郵送交付をもって本人確認をするので、申請者と異なる方及び差出人住所と異なる住所には郵送できない。
- 身分証明書 (郵便申請の場合は不要)
- 委任状(代理人の方による申請のみ)
申請書類に不備がなく、追加的な確認を要さない場合、受領後、3日程度で返送される
書類に不備があった場合には連絡がくるので、申請書には必ず日中連絡が可能な電話番号を明記。
海外からの郵送による申請は受け付けていない。
送付先も日本国内に限る。
●外務本省(東京)●
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
外務省 領事局領事サービスセンター 証明班
電話番号 03-3580-3311(代表)内線「2308」のアポスティーユ、公印確認の一般専用窓口
●大阪分室●
〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
外務省 大阪分室証明班
電話番号 06-6941-4700
家族同居許可書の控え原本とコピー1部
被同居者が居住しているスペインの県当局(Autoridad Gubernativa)で発行された家族同居許可書の控え (Copia de la Concesión de la Reagrupación Familiar con informe gubernativo)原本とコピー1 部。
(発行日 より 30 日以内のもの)。
ということでしたが、スペイン側からもらった許可証をみると発行日より2ヶ月になっておりました。
スペイン側の弁護士も2ヶ月と言っていたので、今までの30日以内という期限からコロナ禍で延長されたのかもしれません。
私自身も、スペインから帰国して、チケットの手配期間や、2週間の隔離とすでに3週間が経過していたので、そこから無犯罪証明書を用意するとさらに2週間と、1ヶ月なんてすでに過ぎてしまっていたので、ありがたい措置でした。
家族のスペインの更新済みの居住許可証のコピー
コピー1 部
連絡用データ・メモ用紙
連絡用データ・メモ用紙を記入。
手数料
7,567 円(日本国籍の場合、無料)
その他
尚、当大使館が申請の内容を確認する為に必要と判断した場合は、申請者に追加書類の提出を要請
又、場合によっては領事面会をお願いする場合もある。
通常 1 ヶ月以内に査証の回答を通知される。
査証は回答通知日から起算しての2ヶ月以内に本人が出頭の上、受領する。
私の場合、無犯罪証明書を待っていると、1ヶ月を越えてしまうので、無犯罪証明書を申請中して1週間ほど経過してから、諸々の書類がそろいだし、無犯罪証明書なしで提出しました。
査証申請書 (1部) が2ヶ月以内(以前は1ヶ月以内)に提出する必要があり、郵送不可、手渡しとなっていたので、隔離明けにすぐに、3つ程度他の書類なしでその前に一度提出したのですが、それは受け取ってもらえませんでした。
また、書類を提出して1週間後に無犯罪証明書を追加で郵送し、翌日、大使館の方で受け取られてすぐに査証の回答が出ましたので、すごく早かったのでびっくりいたしました。
2週間後ぐらいと言われていたので、それぐらいをイメージしてゆったり構えていたのですが、また急に慌ただしくなりました。
領事館って午前中しか開いていないので、私は地方に住んでいることもあり、前泊して行っているのですよね。。。東京近辺の方はいいかもしれませんが、このコロナ禍これなんとかなりませんかね。
査証が認可された場合、現地で正式な 居住許可証(Permiso de Residencia)を取得する為に
必要な書類の原本を担当官が署名・捺印の上返却される。
手続き の詳細は現地で確認する
スペイン大使館領事部
〒106-0032東京都港区六本木1-3-29
TEL 03-3583-8531
ファックス 03-3582-8627
土、日、祝日以外の9:30~12:30
家族同居居住査証の実際の申請の流れ
6/21 健康診断書、コピー、無犯罪証明書、戸籍謄本なしで却下
1つ2つないのはOKだが、こんなにないのは受け取れないとのこと。
申請書は手渡しか受け付けていないから、これだけ提出できないかと聞くが、書類が埋もれるから、ダメと言われました。
7/6 無犯罪証明書なしで提出。(無犯罪証明書は時間がかかるため、これだけないのであれば、受け取ってもらえるようです)
おおよそここから3週間ぐらいビザの発行に時間がかかるとのことでした。
無犯罪証明書提出後1週間程度で発給できるようです(出発日も聞かれるので、3週間後の7/27 を出発日にしておきました)
7/12 無犯罪証明書ができあがったので大使館に送付
7/13 郵便の追跡を確認したところ、大使館で無事に受け取られていました。
7/15 オンラインで確認してみると審査が通っていた
審査状況のオンラインでの確認方法
審査状況はこちらのSu tramite.con で確認できます。
- Tipo de trámite (手続の種類)→Solicitud de Visado(査証申請)
- Identificador →識別番号を入れる
- Año de nacimiento(生まれた年)→西暦で記入
- Escriba los números → 右欄に記載の番号を記入
結果画面にResuelto(審査終了)と出た場合、発給済みの意味になります。
大使館に行き、身分証明書を提示し受け取りができます。
受け取り日時は9:30~12:30の間。
未成年者の査証の場合は、ご両親のどちらかが来館。(未成年者の来館は必要なし)

このようになるとOKのようで、PDFを開くとこのようなものが出てきました。(一応、印刷はしておきましたが、どこで使うかは不明)

7/21 領事館で書類の受け取り
・戸籍謄本(アポスティーユ付き)
・戸籍謄本の翻訳
・家族同居許可書の控え原本
・パスポート(90日間有効のビザがついてくる)
4点を返却される
プリント2枚を渡される
・スペイン入国時の手続きについて(Spain Travel Hearth-SpTHのQRコード)
・スペイン入国後の手続きについて

こちらのプリントをいただきました。
『入国審査担当官に、海外旅行保険 および 経済能力を証明できる書類(現金、クレジットカード)などの書類を要求される場合がある』と書いてあり、確認したところ、配偶者ビザの場合は特に必要ないようでした。(よく、留学生などですと、海外旅行保険必須といいますよね)
スペイン入国後1ヶ月以内に、警察署で居住査証(Tarjeta de Residencia)の交付を受けるための手続きを行う必要があります。
ということでしたが、コロナ禍で、警察署の実働の職員も減っていて、なかなか予約がとれなくなっている現状で、しらべてもらっても、なかなか、1ヶ月以内の予約がとれないがどうしたらいいか?
と、お尋ねしたところ、まず、はやめに入国して、査証交付のための動きをしているこということや、予約をとろうとしたという形跡をのこしたら大丈夫だろうということで、早々に出発することにしました。
飛行機のチケットが7/28に取れ、スペインに出発しました。
スペインでの居住査証の申請の流れ
7/29 スペインに到着
9/10 私の住民登録を役所で行う(予約がなかなか取れずに1ヶ月以上かかりました、おそらく8月が休暇中ということもあるかと思います)
その後、申請のための税金を銀行に支払う(15€ほど)証明写真(32×26mm)の撮影
9/20 警察署に居住査証カードの申請にいく(これもなかなか予約がとれませんでした)
と、うまくいっていれば、あとはこのできたカードをとりにいく(これも予約が必要)という行程でめでたく終わるはずでした。。。。泣
また、スペインでの居住査証取得については、詳しく書いていきたいと思います。
まとめ
はたして、コロナ禍、無事にスペインで、家族・配偶者ビザは取れるのか?!
あまり実情報が少ないので、少しでも、のちにビザを取得する方のお力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!