2022年12月に成田空港ターミナル1から出国した際に、海外在住者の免税手続きを利用しました。
前回 ビザ取得後はじめての帰国時に羽田空港で利用してみたのですが、今回も、同じ手続きでした。
ただ、免税ショッピング時に、2023年4月から、利用方法が変わるとお店の方からお知らせがありましたのでご紹介いたします。
日本人でも非居住者で条件を満たせば免税ショッピングができる
外国人をはじめ、日本人であっても一定の条件を満たす者は、非居住者に該当します。
日本帰国時(日本入国時)に入国スタンプが必要
日本入国時に、最近入国時に自動化ゲートを通るようになりましたが、必ずその後に入国スタンプをおしてもらうことが必要です
免税ショッピングの対象は?
通常生活の用に供される物品(一般物品、消耗品)
「非居住者が事業用又は販売用として購入することが明らかな場合は、免税販売対象外」
●一般物品の場合
・1人の非居住者に対して同じ店舗における1日の販売合計額が5千円以上。
●消耗品
・1人の非居住者に対して同じ店舗における1日の販売合計額が5千円以上、50万円以下の範囲内であること。
・消費されないように指定された方法による包装がされていること。
前回は、化粧品したので、消耗品となり、ビニールで開封できないように包装されましたが、今回は、バッグを購入したため、特に厳重な包装はされませんでした。
パスポートを持って日本の免税店でお買い物をし、免税手続きをする
必要なもの:旅券(パスポート)
今回は、デパートでバッグを購入しました。パスポートをもっていきますが、念のため現地の滞在許可証ももっていきます。
店舗での免税手続き
●最初から消費税を頂かない会計方法
●消費税を加算した会計後、消費税分が返金される方法
などがあるようで、私の場合は、デパートの各売り場で精算した後に、免税カウンターにもっていき、現金で返金を受けました。
免税手続きは電子化されてたので、チェックインの前に税関でパスポートを提示して、品物をみせるような説明がありました。)*実際は、少々違っておりました。
空港で実際に税関の方にお話を伺ったところ、大きいもので手荷物で持ち込めない場合などで、預け荷物にする場合には、空港のチェックインカウンターで、免税品を預け荷物にしたい旨を伝えると、カウンターの係員の方が、税関の人を呼んでチェックを受けることがあるようです。
免税手続きの電子化
従来は、空港の税関の前にあるボックスに、レシートを入れて終わりだったようですね。
電子化に切り替わったことで、購入した商品情報はタイムリーに日本の国税庁にデータで送信されるので、パスポートにレシートを貼り付けることが不要となったそうです。
旅行者は出国税関においパスポートを提示し、税関職員はパスポート番号から免税購入履歴を照会することができるようになったそうです。
海外ですと、空港の制限エリア外に税関があって、手続きをするようなイメージなのですが、日本ですと、出国ゲートの保安検査場をぬけて、出国検査前にある税関でパスポートを提示しました。
出発日に空港で行う免税手続き
国税庁のパンフレット
デパートでの説明では、チェックイン前に商品を税関で見せる必要があるかもしれないとのことでしたが。。。
と書いてありました。
前回は、化粧品で液体物でしたので、羽田空港の制限エリア外の税関カルネにお尋ねしたところ、金額も1万円以下ぐらいでしたので、そのまま、預けいれ荷物にしていいと言われました。
※飲料類、化粧品類等における液体物は、国際線においては客室内への持込制限があるので、受託手荷物とする必要があります。
観光庁
今回は、金額は自分の中では高めのお買い物でしたので、どう対応するかよくわからず、まずは出国ゲート左手あたりに税関カルネに通じる電話があるので、お聞きしました。
けっこう高いと思ったバッグでしたが、そのまま、手荷物として持ち込み、保安検査場を抜けたところ(出国ゲート前)の税関のパスポート読み取り機で、スキャンするだけとのこと。。拍子抜けです(汗)
お幾らから手続きが面倒なのかなとお聞きしてみましたが、その辺りは、言えないようでした(笑)
もし、もっとたくさん購入したり、大きいもので、機内持ち込みできない場合はどうしたらいいのかお聞きしたところ、そういう場合は、チェックインカウンターで「免税品を預け荷物にしたい旨」を伝えると、カウンターに税関の方を呼んでくれるそうでした。
なんとなく、わかった税関手続きですが、日本人でもなんだか、よく分からないのに、海外の方は、あまり気にしないからか簡単に思われるのですかね。
パスポートをスキャンするだけで、すいすい手続きを終えられていました(笑)
特に購入品のチェックなどはありませんでしたが、もし、ここで購入品を持っていなかった場合、消費税を徴収されるそうです。
以前、海外で免税手続きを行った際には、ちょっとお高いバッグの場合は、中身を見せるように言われチェックを受けたことがあります。
また、保安検査場を通る前に税関があるので、そこで一旦チェックをうけてから、大きいものは預け荷物にできました。
2023年4月から海外在住の日本人は、一時帰国時の免税ショッピングが厳しく、面倒に!!
2023年4月1日より免税対象者の範囲が変更になるそうです。(免税店JP)
1.在留資格を持つ外国人以下のいずれかの在留資格を持つ非居住者①短期滞在 ②外交 ③公用
2.日本人の一時帰国者在留証明または戸籍の附票により、2年以上海外に住んでいることを確認できる方
(国税庁)
1のうち「短期滞在」の在留資格を有する者 及び2の者であっても、 ・国内に住所又は居所を有する者 ・国内にある事務所に勤務している者 ・入国後6か月以上経過した者等 は、免税購入対象者に該当しません。
在留証明 又は 戸籍附票の写しが必要
*在留証明 又は戸籍の附票の写しは、最後に入国 した日から起算して6ヶ月前の日以後に作成されたもの
※現在は「2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者」も対象だったため厳しくなっています。
また、在留証明や戸籍附票の写しが必要となり、かなり面倒ですので、そうとう覚悟を持って免税ショッピングをしようと思っている人しかしなくなるのでは??と思ってしまいます。
ヨーロッパで在留資格があると、こちらでもすでに免税ショッピングができなくなっているので、日本でもできなくなるととても悲しいですね(泣)
まとめ:もうこれが日本で最後の免税ショッピングかもしれません(泣)
- 海外在住者の免税手続きは電子申請でスムーズになったものの、今後、対象者も狭まり、ショッピングする際に用意するものが増えてしまいました
- 在留証明や、戸籍附票の写しをわざわざとって帰国時に免税ショッピングするかいわれれば、しないと思います。