今回は、海外渡航時の日本でのPCR検査についてご紹介させていただきます。
どこで受けたらいいのか、申し込み方法、手順など、お住まいの地域によっても選び方は変わってくるかもしれません。
私は、家族がスペインに住んでいるため、コロナ禍での渡航は今回3回目となります。
1回目は、2020年7月でドバイ経由スペイン行き
コロナの陰性証明書は必要なかったのですが、このようなご時世で渡航する相手先にも不安を与えないようにとの考えから、まだPCR検査などを行なっている病院も少なく、近くの検診センターで抗体検査をはじめたところがあったので、受けてから渡航しました。
2回目は、2020年12月にはフランス経由スペイン行き
この時も必要ないはずでしたが、念のため近くの病院でPCR検査を行なっていたところがあり陰性証明書を書いてもらいました。しかし、エールフランスのチェックインの際に求められたので、結果取っておいてよかったです。
この時にも、他の病院もあったったのですが、満員で受けられないとか、72時間以内などの制限にうまくスケジュールが合わない、ビジネスの人のみ受け付けているなど検査を受ける病院を探すのは大変でした。こちらの病院で今回も受けようと思っていたのですが、現在行っておらず、3回目の今回は違うところを探すことになりました。
PCR検査を受けるところを探す
インターネットで、『PCR、海外渡航、陰性証明書』など検索するとヒットするかと思います。
JALのサイトでも紹介されているクリニックなどがありました(JAL PCR)
東京都港区浜松町2-13-9-2F
検査キット配送・オンライン診療
料金:PCR検査 10900円 +陰性証明書 5500円 =16400円(税込)
14時までのクリニックへの検体到着確認で当日検査結果
陰性証明書・簡易報告書は、検査翌日17時以降の発行
料金:PCR検査+陰性証明書 20000円+クイック検査手数料 3000円=23000円(25300円税込)
クイックは東京・大阪・福岡・名古屋のみ
今回はこちらの『にしたんクリニック』さんにしました。
こちらではクイックの場合しか72時間に間に合わないので、上記都市近隣にお住まいの方限定になると思います。
空港でPCR検査が受けられるところ
検査終了後、最短2時間、再検を要した時など最長4時間で検査結果が判明
唾液PCR検査(RT-PCR)
38,500円(税込)(検査料・証明書発行料を含む。)
日本医科大学成田国際空港クリニック成田国際空港 PCRセンター
最短2時間
30000円
44,000 円(税込)
藤田医科大学中部国際空港診療所中部国際空港PCR検査センター
最短3時間
検査実施料(PCR検査+証明書):38,500円(税込)
ドイツでトランジットしスペインへ 両国の検査の条件
各国の入国要件から、PCRでも鼻であったり咽頭なのかなど確認します。病院によっては、検査方法に差がありますので、注意が必要です。
ドイツの入国要件
日本からドイツへの渡航中止勧告は継続中です
日本からの入国は、ドイツ、EU加盟国及びシェンゲン協定適用国国籍者並びにその配偶者、並びに長期滞在許可所持者及びその配偶者等の例外を除き原則禁止のようです。
ドイツの空港で入国(シェンゲン域内へ入域)する乗り継ぎする場合、陰性証明書が必要
ドイツ大使館HP 情報 (こちらで情報を収集されることをお勧めいたします)
(2021年5月13日の要件)
抗原検査の場合は,ドイツ入国前48時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明書,
PCR検査の場合はドイツ入国前72時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明書
日本で通常行われているPCR法,LAMP法,TMA法のいずれかの検査であれば問題ないとのこと。
検査結果は,英語,ドイツ語,フランス語のいずれかの言語で紙ベース又は電子データで提示。
PCR検査は、唾液と鼻咽腔拭い液の検査があり、国によっては鼻咽腔拭い液のみの場合もあるので注意が必要です。
追記:2021年6月6日より、日本に対する入国制限を解除。渡航者(短期、長期滞在者)はドイツに入国が可能になりました!(陰性証明書は必要です)
●参考サイト
スペインへの入国要件 2021年5月24日より日本の入国制限解除
日本からスペインへの渡航中止勧告は継続中です
スペインの入国制限解除対象国・地域
豪州、イスラエル、日本、ニュージーランド、ルワンダ、シンガポール、韓国、タイ、英国、中国、香港、マカオ
となりました。
・対象国たる居住国から直接到着する場合
・他の対象国のみを経由し到着する場合
・非対象国の空港で(当該非対象国に上陸せず)乗継ぎを行い到着する場合
にのみ入国が許可されます
査証免除による日本からの観光や商用等の短期滞在目的でのスペインへの入国も可能となりました。
5月24日からPCR検査の陰性証明やワクチン接種の証明証の必要はなく、隔離の必要もなくなりました。
そして、さらにワクチン接種者なら6月7日より全渡航者受け入れとなっております。
PCR検査の予約と日程
検査申し込み 5/22
キット受け渡し・オンライン受診 6/2 15:30 ( 6/5 15:30が72時間)
陰性証明書発行日 6/3
陰性証明書到着日 6/4 レターパックプラス
渡航日 6/4 深夜 24:10 (6/5 0:10 )
12時間10分の飛行(7時間の時差)
トランジット ドイツ 6/5 5:20到着(日本時間 6/5 12:20)
スペイン到着 6/5 11:45到着 (日本時間 6/5 18:45)
PCR検査の場合はドイツ入国前72時間以内に実施したものが必要なため、かなりギリギリ!
これがトランジット後のスペインで必要だとすると、間に合っていません。
時差もあるから、この計算が大変です。平日のみしか行っていないところも多いので、航空券を予約するときは、週明けよりは週末の方が個人的にはお勧めです。
また、飛行時間やトランジットの時間が長いと制限時間が間に合わないことがあります。
HPから申し込みましたが、日程の調整なども含めうまく画面が進まずに、コールセンターに電話したところ、仮に適当な日時を入れてお電話くださいとのことでした。
ここで、最初にクイックではない方で申し込もうとしても、日程が長くて全然間に合いそうになかったのですが、あとで聞いたところ、クイックしか過密日程は間に合わないようです。
色々とドイツは基本的には入国禁止なので大丈夫ですかなど、後からもしっかりと確認のお電話もいただきました。
陰性証明書の発行には、オンライン受診中に唾液の採取をしないといけません。
最初は、キットを受け取ったら、自宅でオンライン受診をして唾液採取して、また、再度受け渡し場所まで行こうかと思っておりました。
結構時間のロスがあるなと思い、受け渡し場所の近くでオンライン受診できるような落ち着いた場所を探して採取できるように、時間を設定してもらいました。
PCR検査の実際
事前にビデオ通話アプリ『Google Duo』ダウンロードする
前日 「PCR検査・陰性証明書オンライン診療のご案内」のメールが届く
検査当日 指定場所に検査キットを取りに行く。検査キットを渡され、中身を確認します。
準備をして、オンライン診療の電話を待ちます。枠が15:30〜16:00でしたが、15:45頃にかかってきました。
『Google Duo』を使い、オンライン診療を行いますが、初めて使うアプリなので、本当にかかってるるか不安でしたが、大丈夫でした。
ビルの中で電話をとると、電波が悪くそれだと診療ができないということで、結局、屋外に出ました。
オンライン診療の間に、唾液を出して、輸送液を入れて、蓋を閉じます。
その後、指定場所に検査キットを渡しにいきました。
当日 21:40(検査から6時間後) メールで検査結果が通知されました。
見事に陰性でした!一安心です。
翌日、10:00(検査から17時間半後)メールで陰性証明書が発行されました。
翌々日(搭乗 当日)レターパックで陰性証明書が届きます。11:30に郵便局から不在通知が入っていました。(ほんの30分用事があって外出した際に運悪く配達の方が来たようです)
13時までに連絡すると14-16時までに再配達ができるようで、15時に実際は受け取ることができました。
24時の便でしたので、18時に空港に向けて出発したため、かなりギリギリ(笑)
まとめ
渡航前、本当にバタバタとして大変でしたが、検査も陰性で無事に渡航できてよかったです。
今回、初めての試みでしたが、いがいと使いやすいかもしれません。
PCRがもっと安く受けられるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!