2023年6月にスペイン・カナリア諸島・テネリフェ島を旅行しました。
その際にバルセロナからテネリフェ島へスペインのLCC「ブエリング」航空を利用しました。
今回はなんと、、、機内で急病人が発生という事態が起きました。
スペイン・バルセロナからカナリア諸島・テネリフェ島へ
スペインのカナリア諸島は本土から約1000km離れています。
もはやモロッコや西サハラに近いところにあります。
そのような状況下で、、急病人が出たので、かなりドキドキでした。
カタルーニャ広場から空港バスでバルセロナ空港へ 約30分
9:20 私たちは手荷物だけで預け荷物がなかったので、搭乗開始時刻の2時間ほど前にバスに乗りました。
ブエリング航空なのでT-1(ターミナル1)行きに乗ります。
今回は、券売機やオンライン事前購入ではなく、直接、係の人から購入。(チケット購入はどの方法でも難しくはないかと思います)
片道6.75€
10分ほどでPlaza Españaに到着。
最近、ちょっと道が混んでいる感じがしておりましたが、35分で空港に到着。
バルセロナ空港 ターミナル1の様子
Tax Refundsのコーナーは、激混みになっていましたね。
いつもと違い、Fast Laneが混んでいるのかな??と思ったら、後から理由が分かりました。(Fast Laneは実は混んでいなかったのです。)
Vuelingのチェックインカウンターも激混み。
今回のフライトは、こちらです↓
Vueling航空 VY 3212便
・バルセロナ(BCN)発 12:05 →テネリフェ・ノルテ(TFN) 14:35(時差 マイナス1時間)
・搭乗予定時刻 11:25
保安検査場が激混み?
10:00 保安検査場へ。
バルセロナの空港は、最近レーンも増えて、一見混んでいそうに見えても、時間はあまりかからなかったのですが。。。
あまりにも多くて、いつもとは違う、Fast Laneの方向に誘導されました。
Fast Laneの方って2〜3レーンしかなかった気がするのだけど。。。
案の定、こちらは列が進まない。時間にまだ余裕があるからいいですが。。
保安検査は、ボディチェックの機械でアラームがなり続けてて(汗)
詰まっていましたね。
10:16 保安検査が終わりました。約15分かかりました。
制限区域内でお土産探し
Duty Freeのコーナーでは、レジがセルフになっていましたね。
お土産が増えている印象でした
パッケージがお土産らしく可愛いくなっている気がしますね。
Vicens(ビセンス)やCatánies(カタニアス)のチョコもパッケージが可愛くなっている。
TRIASのパッケージもかわいい。
LCCに乗るのでお水も買っていきます。
ラウンジ
朝ごはんも食べてきたので、お腹は空いていなかったけど、ちょっと休憩。
バルセロナ(BCN)発 12:05 搭乗予定時刻は、11:25の予定でゆっくりしていたら、、
11:15 そろそろ搭乗口に行こうかなと思ってみると、、グループ1が搭乗になっている!
搭乗口へ
急いで搭乗口に向かいますが、、、(今回のチケットは、グループ1の優先搭乗付きだったので、早く行かないと意味がなくなる)
ふと外を見ると、スターウォーズのコラボの機体が!
LATAM(ラタム)航空かな?ストームトルーパーが描かれた「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」特別塗装機のようです。
11:20 搭乗口に到着
11:25 搭乗開始予定だったのに、すでにグループ1は搭乗が終わり、グループ2.3がアナウンスされていました。
随分と遅くなることもあったりするから、本当に読めないですね(汗)
グループ1なので、サクッと入らせていただきましたが、ボーディングブリッジは、先に入った方ですでに随分と並んでいました。
ブエリング航空の機内
5分ぐらいで席に到着。
今回は、3時間半と国内線にしては長いので一番前の席にしました。
スペインのハワイ的な位置付けのカナリア諸島ですが、この時期は年配の方が多く搭乗されていました。
若い方は近場のイビサ島とかにいくのかな。
珍しく、かなり早く全員の搭乗が完了し12:05発の予定でしたが、今回は早めに12:01にプッシュバック開始。
先ほどの、ラタムエアーのスターウォーズ塗装機が見えました。
12:11 離陸
地中海が見えます。
Vueling航空 有料のメニュー
機内で急病人発生!?
今回は、バルセロナから一度地中海に出て、エブロ川のデルタ地帯(Parc Natural del Delta de l’Ebre)辺りから、もう一度大陸に入り、マドリードの下、セビージャから大西洋に出て、ずっと海上を飛行していくというルートでした。
エブロ川のデルタ地帯
なんだか宇宙船みたいな雲。
セビージャ辺りでしょうか、、ずっと乾いた大地。
Huelva(ウェルバ)あたりから大西洋へ出ました。ポルトガルのすぐ近くです。
ここからずっと、大西洋上の海の上で海しかありませんでした。
ところで、途中から、なんだか機内で立っている人がちらほらいるな〜という感じでした。
国内線とはいえ、ちょっと遠距離だからかな、トイレ待ちかな?年配の方が多いからかなと思っておりました(が、違いました)
私たちは一番前の席でしたが、乗客の一人がCAさん専用の席に座っていました。
CAさんと仲がいいのか、フレンドリーな人なのか、トイレ待ちなのかな〜なんて思っておりました。
途中でトイレに行った際に、理由が分かりました。
機内の通路で倒れている人がいました。
誰かが馬乗りになって処置していたので、てっきり、、年配の方も多いから、心肺蘇生でもしているのか??と思いました。
だから、立っている人がいたのですね。
それにしても、CAさんは対応している人もいましたが、数人は、前のギャレーでお菓子食べたり、しゃべったりしていて、余裕な感じでした。
なので、そんな緊急事態が起きているとは、分かりませんでしたよ。
とはいえ、海の上、、近くはモロッコ、西サハラ、なんかで緊急着陸とかあるのかしら?!とドキドキしました。
ただ、心肺停止などしていたら、もっと色々と機材を持ってバタバタするだろうから、まあ、そこまで重篤でもないのかなとも受け取れました。
途中で、CAさんも機内サービスを再び始めたので、回復されたのだなと思いました。
着陸前に、アナウンスで「急病人が出たので、着陸後は、その人を優先に退出されるために、他の方は座ったまま待つように」というようなアナウンスがあり、拍手が沸き起こりました。
最後の最後で、カナリア諸島テネリフェ島の北東部が見えてきました。
島が見えると安心しますね。これで無事に着陸できそうでよかった。
着陸体制に入って、びっくり。
テネリフェノルテ空港は、標高約600m程度の高台にあるのですね!
実は、こちらの空港、1977年に死者数においては史上最大の航空機事故「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」があったそうです。
「テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故」
パンアメリカ航空とKLM機が滑走路上で衝突した事故。
グラン・カナリア空港で爆弾テロ事件の発生のために 多数の飛行機がテネリフェ空港にダイバート。
古い地方空港のテネリフェ空港は、駐機場はいっぱいで、誘導路に駐機していた。
カナリア空港の閉鎖が解除され、多数の飛行機が一斉に離陸準備に入った際に、空港は濃霧に包まれていった。
パンアメリカ機が管制官の指示により誘導路として滑走路を逆走、地上滑走を行なっていた時に、先に勝手に離陸しようとしたKLM機に衝突した。
KLM機は事前に給油をしていたため大規模な爆発となり248名全員死亡。パンアメリカ機も前方以外の乗客335名が死亡。
テロや慣れていない空港での混乱、濃霧、地上管制官との交信の行き違い、両機の勝手な判断など様々な原因がある事故かと思われます。
私たちも、帰りの便が、天気が悪く街も空港も濃霧に包まれたので、とっても怖かったですよ(汗)
50年前もの話なので、今では色々な技術も発展していますけどね。
14:15 (14:35予定)でしたので少し早めの着陸ですね。
14:19にゲートに到着。
ここから、先に急病人の方が出るとのことで、いつもは、我先にと立ち出すヨーロッパの方々もびっくりするぐらい、誰も立ち上がりませんでした。
ただ、ここからが大変でした。
小さい機内用の車椅子が中に入り、急病人の方が運ばれてきました。
急病人の方、実は、若い女性の方でした。(年配の方が多かったから勝手に年配の方かと思っていました。)
意識もあって、少し笑顔も見られました。乗客の皆さんは、拍手で迎えていました。
ここで、一件落着かと思いきや。。。
ボーディングブリッジが設置されドアが開いて空港スタッフの方が数人来ても、全然移動されないのです。
ストレッチャーは入れないようです。
開いたドアの反対側に障害者用のリフトが設置されて、そちらから下されるようです。
この設置に時間がかかりまして、待っている間に、急病人の方が、痙攣発作?てんかん?らしきものを起こされ、意識を失われて再び慌ただしくなりました。
その後、リフトで降ろされたようですが、後味が悪いですね。
ただ、ご家族の方も一緒にいらして、慣れているような対応でしたので、よくあることなのかなと邪推もしてしまいます。
もし、初めて意識を失うような痙攣発作が起きたら、もっと動揺しそうですからね。
終始、CAさんはあまり関与しない人もいて、慌ててもいなかったですね。いい意味でもあるのですが。
14:35 やっと機外に出れました。
待ち時間は15分でしたがもっと長く感じましたね。
テネリフェノルテ空港
道なりに荷物受け取りまで進みます。
預け荷物もないのでそのまま、外に出れますが、
一応、カナリア諸島の情報が少なかったこともあり、制限区域内にもインフォメーションがあったので、空港バス乗り場を教えてもらいました。
外に出て、左に進んで一階下がればいいみたいです。
まとめ:急病人が出ましたが、無事にテネリフェに到着
- 一時は、途中でダイバートもあるかもと不安になりましたが、無事に到着
- スペイン国内ですが、3時間半という長い路線でした