2022年9月にスペイン北部 バスク地方のビルバオを旅行し、「グッゲンハイム美術館」(Guggenheim Museum Bilbao)を訪れましたのでご紹介いたします。
アクセス:グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum Bilbao) 行き方
最寄駅 トラム利用 Guggenheim 駅から徒歩5分
地下鉄 Moyua 駅から徒歩8分
Abando駅からトラム 5番 にのって4駅(4分) Guggenheim駅で下車 徒歩5分
旧市街(カスコ・ビエホ)からですと、一つ前のArriaga駅から同じく5番に乗車
トラム利用時は、Barikカードを乗車前に停留所の機械で読み取ります。
12-15分おきにトラムがあるから便利です。
地下の駐車場?車寄せみたいなところをぬけてから、グッゲンハイムの停留所があります。↓
このあたり、けっこう地図ではわからない、高低差があり、グッゲンハイム美術館に簡単にたどりつけない感じです。
川沿いの方に歩いて行き、美術館の階段を昇って行きました。
グッゲンハイム美術館とは
グッゲンハイム美術館 ホームページ(日本語)
- ビルバオはスペイン屈指の工業都市だったが、1990年代以降に産業が衰退。経済活性化の一環として開館した美術館。
- 1997年、ビルバオの造船所があった川岸にモダンアートの発信地として開館
- アメリカの建築家フランク・ゲーリーが設計、現代建築で最も賞賛されている建物の一つ
- アメリカのソロモン・R・グッゲンハイム財団が設立したグッゲンハイム美術館の分館のひとつ
- 展示では、グッゲンハイムの所蔵作品やバスク人芸術家の作品を中心に、常設展や企画展が行われている。
入場料 16€(チケット購入 ホームページより)作品 (入場料は展示内容によって変更あり)
グッゲンハイム美術館の様子
建物外壁は「曲面の無規則性が光を集めるように設計した」そうで、湾曲したチタン板で作られており、独特の形をしています。
美術館の正面には、PAPPY (パピーちゃん)がお出迎え。
個人的には、ビルバオで一番楽しみにしていたのは、こちらのパピーちゃんです。
グッゲンハイム美術館 入場料 オンライン予約について
そのまま進むと、降りの階段が見えてきますので、そちらから美術館へ入って行きます。
左手はチケットを購入する方、右手は、オンラインチケッットを持っている方の入り口のようですね。
といっても、この日はチケット売り場がそこまで混んでいる感じではありませんでした。↓
展示物により値段の変動があるようなのですが、この日は当日券は大人18€でした。(他の月を検索したら10€の日もあったりしました)
私たちは、先にオンラインでチケットを購入しており、オンラインでの事前購入は16€でしたので、ちょっとお得です。
最近では、オーディオガイドは携帯でダウンロードするところが多いですね。
スペイン語、バスク語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のみで、日本語はありませんでした。
グッゲンハイム美術館 1階 常設オブジェ
3階 常設展
2階 企画展
1階 常設オブジェ
といった構成になっているようです。
中に入ると、、、広い空間が広がります。
内部は大規模で明るいアトリウムを中心に設計されています。
●「NEON STRUCTURE FOR THE NINTH MILAN TRIENNIAL」Lucio Fontana
●「INSTALLATION FOR BILBAO 」Jenny Holzer(ジェニー・ホルツァー)
9本の電光掲示柱にメッセージが浮かび上がる
●「 The Matter of Time 」リチャード・セラ《時間の問題》
鉄板彫刻が並ぶ。超大型な作品。
2階からみると、このような構造になっています。超巨大な作品ですね。
●「A.T.M.O.T.W.」Xabier Salaberria
「All The Material Of The World」の略
●「BILBAO CIRCLE」Richard Long
イギリスのコーンウォールで採石された石を使用。
神秘的なミステリー サークルやストーンヘンジなどを連想します。
グッゲンハイム美術館 2階 企画展
企画展は、何も調べずに行きました、、行って見てびっくり。想像を超えていました。
●「MOTION AUTOS ART ARCHITECTURE」2022.4.9〜9.18まで
この展示会には、美しさ、希少性、技術の進歩、未来のビジョンなど、それぞれが最高の自動車が 40 台近く集まります。
車に詳しくないから、全然わからないのだけど、なんだかすごく希少性があって、すごいものだというのは感じる(笑)
車に詳しくなくても、やはり美しいものは美しいのだなと思いました。
車に詳しくなくても、そのスケールに度肝を抜かれるし、見ているだけで楽しい展示でした。
最後の方に、これはF1なのかな、コースを走る音が聞こえていて、そのサウンドも大音響で大迫力、すごかったです。
あと、希少な車を選んで、その走行音を聞けるというコーナーもありました。エンジン音って色々と違うのですね。
2階のテラスで少々外の空気を吸い。。。
最後は、この近未来的なコーナー。
色々な国の今後の未来の乗り物や、宇宙技術の紹介があり。。
こちらは、日本の東京の模型でしたね↓。
残念ながら、この時(2022年9月)3階は全面的に、クローズでした。
10月にグッゲンハイム美術館の25周年記念があるようで、色々と作品の入れ替えを行っていたようで、有名な以下の作品はこの時みることができませんでした(泣)
● 「FOG SCULPTURE」中谷芙二子 – 『霧の彫刻』 毎時0時限定で噴霧
美術館の裏にかかる橋から霧が出てくる仕掛けになっており、その日の天気や風向きによって、霧の形が変化し作品が変わる
●「FIRE FOUNTAIN」 Yves Klein「火の噴水」イヴ・クライン
太陽が沈んだ後(18時30分から19時30分の間)に水場に仕掛けられた装置から火が噴きだす。
●「TULIPS」Jeff Koons ジェフクーンズ チューリップ
ただ、これらは、パブリックアートで外から見ることができるので、次回、訪れたときに見たいと思います。
バスキアなどもあると聞いていましたが、この時は会えませんでした。
パブリックアート
●「Puppy」Jeff Koons ジェフ・クーンズ
5月・10月に花の植え替えが行われるそうで、その際にはみれなくなるようですので、注意が必要。
12.4ートル、約15トンといわれています。
スティールの骨組みに土を詰め込んで花を植えており、内部に取り付けられた散水機を使い定期的に水やりができる構造なのだそうです。
夜のパピーちゃんも可愛らしいです。
夜のグッゲンハイム美術館も、その周りの通りや、川沿いもきれいでした。
●「ARCOS ROJOS / ARKU GORRIAK」Daniel Buren
赤のアーチ ダニエル・ビュレン
空港からビルバオ市内に入ってくる際に渡るサルベ橋にあるアート作品。
●「 Tall Tree and the Eye」Anish Kapoor アニッシュ・カプーア
3つの軸の周りに固定された 73 個の反射球体で構成された作品が遊歩道にあります。
●「Maman」Louise Bourgeois ルイーズ・ブルジョワ《ママン》
ブロンズの巨大な蜘蛛のオブジェ。 六本木ヒルズにも展示されている。
まとめ:あまりアートや芸術作品に興味がなければ、外にあるパブリックアートだけで十分?
- 展示内容によりチケット代がかわるようです
- 事前にオンライン予約をすると少しディスカウントがあります
- 私は、そこまでアートに詳しくないので、外のパブリックアートの方が楽しめました。
- 芸術作品などに興味がなければ、外だけでも十分かもしれません。
- 予想外に、大迫力の希少な車が大集合した企画展をみることができました