Merce(メルセ)祭りは、スペインのバルセロナで9月に開催される守護聖人の聖女メルセを祝う毎年100万人以上の観光客が訪れるお祭りです。
伝統衣装を着た高さ4mもの巨大人形のパレード、カタルーニャ伝統舞踊サルダーナ、カタルーニャ地方の無形文化遺産“人間の塔(Castellers)”や花火など、町中で多くのイベントやコンサートが行われます。
2020年はいくつかのイベントが縮小されたり中止になったそうです。
2021年は150周年ということもありますが、こういった世界情勢ですので、どのように行われるのかなと思っておりました。
今年は9/23-26の期間で行われました。
GIGANS(ジェガンズ)と呼ばれる巨大人形のパレード
2021年、巨人たちのパレードはグラシア通りを中心に行われていました。150周年記念だから、大きい通りで行ったのか、感染対策なのかはわかりませんが、個人的には見やすいのかなと思いました。ただ、もう少し小さい通りの方が臨場感はあるのかもしれません。
朝から、グラシア通りは全面閉鎖されており、不思議な光景になっていました。
高さ4メートルを超える巨人人形の中に人が入り、音楽に合わせてクルクル回って踊りながらパレードをするそうです。
この日は、多くの美術館や施設が無料開放日ということもあり、他のところにいっており、実際はみていないのですが(笑)
朝のリハーサル風景を偶然みかけました。このように大きな通りですが、パレード時は1kmが多くの人でうまったそうです。
悪魔の火祭り クレージーな伝統行事 CORREFOC(コレフォック)
悪霊を追い払うための典型的なカタルーニャの伝統行事です。といってもとってもクレージーなイベントです(笑)
太鼓が鳴り響き、悪魔の集団がたいまつと花火で悪霊を追い払います。棒に花火つけてをぐるぐる回しながら駆け回り、最後にバンッと爆竹が大きな音をたてます。
また、悪魔の人形が火を噴き出しながらぐるぐる回ったりしています。
観衆は火のシャワーで祝福を受けるのが伝統なのだそうです。
上から火の粉がふってきますので、近くに行かれる方は、肌が露出しない服装の完全防備で挑むようです。
2021年はグラシア通りで行われ、道路と観客の間には柵がもうけられて、中には入れなくなっていました。例年ですと、もっと狭い道路でおこなわれ、観客もこの火の粉の中に入って行くという、とっても危険なお祭りです(笑)今年はある意味控えめなコレフォックでした。
2時間ほど続きましたが、最後の方になるにつれ盛り上がってきます。
これだけ人が集まっていましたが、マスクしていない人も多く、、、その後もスペイン広場で何万人もが集まって暴動もおきたとか。。。
街中でのイベント ボルン地区のカルチャーセンターでの展示
ボルン地区のカルチャーセンターは、元々市場だったところですが、その下に17世紀の都市遺跡が眠っていたようで現在は、遺跡をみることができます。
こちらでも、メルセ祭りの日には、関係する展示が行われていました。
祭りの夜の最大のイベント CORREFOC(コレフォック) でパレードに使用する悪魔や、ドラゴンや猛獣の張りぼて人形も展示されていました。
各地区ごとにあるようで、これらが火を吹いて大立ち回りをします。
サンジャウマ広場の市庁舎での展示
11時にオープンするようであわせていきましたが、10組ほどもう並んでいました。セキュリティーチェックをうけて中に入り、
こちらの展示スペースを見学しました。
パレードで登場していた高さ4mもの巨大人形GIGANS(ジェガンズ)の展示がありました。
美術館や博物館の無料開放
Merce(メルセ)祭りの期間には、市内の施設で無料開放されているものがあります。予約が必要なものが多く、人気の場所はすぐにうまり、間近だとあいていないものもありますが、前日にモンジュイック城の予約状況がガラガラだったので、予約して行きました。
こういった時期なので、屋外の施設の方がいいかなとも思いまして、前日の天気を見てきめました(笑)
予約は、各施設のホームページ・チケット購入から行えるようでした。
最終日には街のいたるところで花火!
最終日には、街のいたるところで、花火が打ち上がり、テレビで中継されていました。
音は窓を開けると聞こえるので、映像をテレビで楽しむようにというような趣旨でした。
次は、年末のカウントダウンの花火かな。
まとめ
今回は、2021年に行われたMerce祭りをご紹介いたしました。
この時期は、観光客の方もとても多く、街が賑わっておりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。