今まで、スペインの高速鉄道といえばAVEでしたが、AVLO(アブロ)というAVEのLCC版もでき、さらに2021年にOUIGO(ウィゴ)というフランス企業のLCC版ができました。また2022年11月はイタリア系のIRYO(イリヨ)も運行が始まります。
今回は、このOUIGOを利用してみたので、ご紹介いたします。
OUIGO(ウィゴ)とは? 仏発の格安TGV(高速鉄道/新幹線)がスペインでも2021年に就航!
- 格安の新幹線(高速鉄道) OUIGO(ウィゴ)はフランス国鉄(SNCF)が運営 2013年に設立
- TGV(新幹線)のLCC版で、格安!
- スペインでは、2021年5月開業
- マドリード(アトーチャ)〜 サラゴサ 〜 タラゴナ 〜 バルセロナ(サンツ)間で就航開始し、マドリードからバレンシア間も就航
- スペインでは、セビリア、コルトバ、マラガ、アリカンテなどにも路線を拡大予定
「OUIGO」マドリードからバルセロナ間 スペインの国鉄 Renfe(AVEやAVLO)と比較
- スペインの高速鉄道といえばAVEでしたが、AVLO(アブロ)というAVEのLCC版もできました!
- 所用時間はAVEもAVLOもOUIGO(ウィゴ)もほぼかわらず2時間半〜3時間20分
- OUIGO(ウィゴ)は、ルートや利用駅も、バルセロナ(サンツ駅)〜 タラゴナ 〜 サラゴサ 〜 マドリード(アトーチャ駅)は、AVEと同じ。
- マドリード〜バレンシア間は、マドリードの駅がアトーチャ駅ではなく、8kmほど北にあるチャマルティン駅(Madrid-Chamartín-Clara Campoamor)となります。
- OUIGOは格安で早めに購入するとなんと9€で移動が可能に!
- OUIGOは、LCC(ローコストキャリア)なので、オンライン販売、キャンセル不可、荷物制限などがある
交通機関 | 移動時間 | 料金 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|
スペイン国鉄 Renfe AVE | 約2:30〜3:20 | 35€〜 早期に予約すると 9€〜90€程度 直前は高くなる | プレミアム車両あり 直前だと高い |
スペイン国鉄Renfe 上記AVEのLCC版 AVLO(アブロ) | 約2:30〜3:20 1日4本程度 | 約25〜45€ 時間や時期にもより 9〜15€の時もあり 直前は高くなる 69〜99€など | 2等車のみ 運行本数は少 持込み荷物の制限あり 座席指定なども有料 Wifi 無料 |
フランス国鉄 高速列車TGVのLCC版 OUIGO(ウィゴ) | 約2:30〜2:52 1日5本程度 | 約9〜25€ 当日だと 約60€など高め | オンラインのみで販売 持込み荷物の制限あり 座席指定なども有料 |
AVEのLCC(ローコストキャリア)版 「AVLO 」の路線
- フィゲラス〜ジローナ〜バルセロナ(サンツ駅)〜 タラゴナ 〜ジェイダ〜 サラゴサ 〜カラタユド〜グアダラハダ〜 マドリード(アトーチャ駅)間
- マドリード〜クエンカ〜レケナ=ウティエル〜バレンシア間
OUIGO 格安・LCCならではの欠点、フランスではあるがスペインではなぜか改良?!
フランスのOUIGOの、口コミをみていて、やはりLCCだから。。。安いけど、耐え難い部分もありそうだなと感じる部分があり、ためらっていました。
口コミでは、座席が指定できない、2等車しかない、リクライニングができない、車内販売がない、トイレが開かない?!って、気持ちが折れそうなことばかり。。。
あらためて、スペインのOUIGOを調べてみました。
OUIGO スペイン ベーシックなチケットに含まれるサービス
- 座席指定はなし(1階席でも2階席でも可)
- ハンドバッグ (36×27×15cm)
- 機内持込手荷物(55×35×25cm)
- 乗車日の前日までの名前変更
- チケット変更は有料(30€+チケット間の差額)←高い‼️
- その他のサービスは有料で追加
- 0〜3歳 席なしでお子さんは無料 (1席確保は5€)
- 4〜13歳は5€
- OUIGOといえば、格安を実現するために、車両が2階建でフランスではすべてが2等車。
- 1等車やバー車両などを廃止することにより,定員増加しているということで。。。
OUIGO フランスでのデメリット
- 一等車がない
- 席の選択不可
- 持ち込み荷物の制限
- 車内で食べ物や飲み物の購入不可
ということでしたが、なんと、スペインでは、
と、改良されており、スペイン OUIGO Plus オプション (9€)でかなり、快適度が変わりそうです。
私が、乗車した2022年10月時点では、BAR車両があいていませんでした
スペイン OUIGO Plus オプション (9€)
・座席の選択が可能(空き状況によりXL座席を含む)
・XLの荷物1個の追加が可能
・プレミアムエンターテインメントサービスへのアクセス
あと、もしチケットの変更をする可能性がある場合は、こちらのオプションが必要です。(つけていないと、変更時30€以上かかるようです)
OUIGO Flex オプション (7€)
- 旅行の日時を出発の30 分前まで変更可能
- チケット間の差額は➕で支払い
予約・購入方法:オンラインのみ OUIGO のチケットをアプリで買ってみた(買い方)
OUIGOはスマートホンのアプリまたはオンラインでのみ販売されています。
今回は、アプリを使ってみました。操作性も良くて、意外と使いやすかったです。
まずは、アプリをダウンロード
OUIGOはフランス用があるのですが、「OUIGO Espana」をダンロードします
- 以下の項目を順に入力
2.出発駅を選択
3. 出発駅:バルセロナ
4,目的地を選択
5.日付を選択
6.カレンダーから選択
7.人数を選択
8.人数を決定
9.列車の時間を選択
10.チケットの種類を選ぶ
11.オプションを選ぶ
12.確定ボタン
12.個人情報の登録
13.メールを入力
14.メールに一時的なパスワードが送られる
15.新しいパスワードを作成
16. 8文字以上で、かつ大文字、小文字、数字、特殊記号のうち3つ以上を使用する必要あり
17. 登録完了
18.ログイン
19.予約者情報入力
20.乗客情報入力
21.同伴者情報入力
22.今回は「OUIGO Plus」にしたので席の選択があります
XLシートがを優先的に選べます。
22-1 二階席(Cielo)
22-2 1階席(Tierra)
22-3 普通席
23.OUIGO Flexをつけない場合 「Saltar Paso」
24.間違いなければ
「Confirmar」
25.クレジットカード情報
26.完了しました
Mi Reservaから確認可能
27.チケットを見る
28.アップルウォレットに登録
29.最初の画面のMis Viajeから確認してみる
30.チケットを確認
31.アプリ内のチケット
32. 最初の画面の「Mi cuenta」から個人の詳細情報を入力
33.個人情報を入力
同伴者も同様に入力
34.メールにもチケットが添付されてきました
乗車前の注意点
- 30分前から改札が開き、5分前に閉まります(改札に行列ができます)
- 手荷物検査もあるので、余裕を持って駅に到着する必要あり
まとめ:OUIGOは格安でデメリットもあるが、メリットをうまく使えば快適かも
・所用時間はAVEもAVLOもOUIGO(ウィゴ)もほぼかわらない
・基本料金に、OUIGO Plusをつけると快適
・本数が少ないので、時間が合えばOUIGOもおすすめです
・スペインの列車は、乗車前にセキュリティチェックがあるので早めに駅へいこう
・今のところ、月に2〜3回ほど、遅延やトラブルが起きているようです
・一定時間以上の遅延に対しては補償があります
・遅延することも考慮して、乗り継ぎ便などは当日の状況を見て購入することをおすすめします