今回は、2022年4月に急遽、ヨーロッパ スペイン・バルセロナから日本に帰国することとなりましたので、その際に準備したことをご紹介いたします。
フライトスケジュール:ウクライナ・ロシア情勢によりフライトキャンセル⁈
最初に、3月中旬にこちらの便を予約しました。
・4月4日(月) LH1127(ルフトハンザ航空)
バルセロナ(BCN)→ フランクフルト(FRA)→ ロンドン(ヒースロー)(LHR) → 東京(羽田) (翌日4/5)
今回は、ウクライナ・ロシア情勢のために、欧州便が欠航・減便となっており、なかなかチケットがすぐにはとれずに、直近で空席があるものを予約したため、ヨーロッパ内で乗り継ぎが2回となってしまいました。
また、迂回ルートとなるため、飛行時間も通常よりかかってしまいます。
このご時世なので、その国々により検疫体制、入国条件などが異なるため調べるのが大変ですが、イギリスは規制緩和していたので、考えることが少し減りました。
しかし。。。3月25日にANAから急にメールが届きました。。。
「ご予約のフライトが運休またはアップグレードを申込みされたクラスの設定がなくなりましたことをご案内いたします。恐れ入りますがANAウェブサイトよりご確認ください。
なんと!!日本行きのロンドン→羽田便が急にキャンセル!!
新型コロナウイルス感染症の拡大およびウクライナ情勢に伴う国際線路線・便数計画の一部変更について(3月25日)
ヨーロッパ便の運行状況 をチェックすると4月20日までロンドン発ー羽田行き パリ発ー羽田行き が欠航となっているではありませんか。。。
自分の予約状況をWebでチェックすると、バルセロナーフランクフルトーロンドンのヨーロッパ路線のみ残されており、肝心のロンドンー羽田行きのみ取り消されております。。。(ヨーロッパ路線のみ残されても、、、意味がないのですが。。。)
「ご予約内容に変更が発生しています。現在インターネットから操作ができませんので、恐れ入りますがご予約便の出発時刻までにお電話にてANAまでご連絡をお願いいたします。」
電話をすると、時差もあり通じず。。。翌日、かけ直しましたが、なかなか繋がらず20分ほど待ちました。
この時期、フライト欠航・変更はとても多かったのでしょう。。。
翌日の、フライトでありがたく バルセロナーフランクフルトー羽田路線が予約できそうということで、ただ、席はオープンになっていないようで、キャンセル待ち扱いとなりました。
電話担当の方が、4日後の勤務ということでその時にお電話しますという、なぞの対応を取られそうになりました。
しかし、PCRの予約・変更や、その後のホテル、送迎の手配などすべてに関わってくるので、くいさがりました。
席が取れたかどうかの結果だけでも、メールで知らせてもらえるようにし、そのメールを見て、こちらからANAに電話をして確定という流れになりました。
その後、座席の事前指定をしようと、シート画面を見てみましたが、8-9割の席は埋まっていました。
コロナ禍になってから、こんなに混んでいる日本路線ははじめてです!!
その後も、機材変更や少々の時間変更、座席の変更などANAやルフトハンザから何度かメールがありましたが、無事に帰国となりました。
その度にかなりドキドキしましたよ。
スペイン 900-9-581-99
+81-3-4332-6854(有料)日本への国際通話料金が適用
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、問い合わせ窓口の営業時間(日本語・英語)を変更あり
- 営業時間(日本時間):8:00~19:00、22:00~翌8:00(年中無休)
乗り継ぎ地 ドイツ・フランクフルト 入国の要件 :ワクチン未接種の場合どうなるの?
●在ドイツ日本国大使館 ホームページ 出入国関係
●日本からドイツに渡航する際の入国・検疫措置 早見表
●乗り継ぎに必要なのは、ワクチン接種証明書 or 陰性証明書 or 快復証明書
・ワクチン接種証明書:日本で接種した場合は,日本の地方自治体が発行するワクチン接種証明書(英語)。
・快復証明書:90日前から28日前までの間に新型コロナウイルスに感染していたことを証明するPCR検査結果(ドイツ語,英語,フランス語,イタリア語又はスペイン語で記載されたもの)。
・陰性証明書:ドイツ入国前48時間以内に受けたPCR検査又は抗原検査の陰性証明書(ドイツ語,英語,フランス語,イタリア語又はスペイン語で記載されたもの)。
航空機,船舶,鉄道,バスなどの交通機関を利用してドイツに入国する場合で,かつPCR検査を受検した場合には,輸送開始(現地出発時)から48時間以内の検査証明で可。
陰性証明書を提示する場合に有効と認められるコロナ検査の実施時間は,一律ドイツ入国前48時間以内。
ただし,航空機,船舶,鉄道,バスなどの交通機関を利用してドイツに入国する場合で,かつPCR検査を受検した場合には,輸送開始(現地出発時)から遡って48時間以内に実施した検査の証明書で可
日本に帰国される方は、日本の規約に合わせて出国前72時間のPCR検査を受けるかと思います。ワクチン接種なしの場合、ドイツの方が48時間と厳しいので、これに合わせてPCRを受けた方がいいかと思います。
私の場合、フライトキャンセルがあって、当初予約したPCRがキャンセル期限をすぎており変更ができなくなっていました。それでも、日本帰国用には期限内でしたので、そのままうけて、ドイツ用には安い抗原検査をドイツ入国前48時間以内で受けました。
スペインからの日本入国・帰国のための要件
こちらを参考に情報を収集いたしました。
● 厚生労働省
● JAL 日本帰国
2022/3/9時点の情報
入国後の自宅待機期間
スペインからは。。。
・ワクチン3回目追加接種者:入国後の自宅等待機なし
・ワクチン3回目追加未接種者:原則7日間の自宅等待機。
入国後3日目以降に自主的に受けた検査結果・陰性→その後の自宅等待機終了
※入国日は指定された待機期間には含まれない。
3回目ワクチン未接種でしたので、7日間の自宅待機となりました。
前回は、3日の強制隔離&2週間の自宅隔離でしたので、かなり緩和はされてきましたね。
さらには、3日後に検査をうければ、4日目に隔離終了になる可能性が高いです。
入国後の公共交通機関の使用
入国後24時間以内に自宅等待機のために自宅等まで移動する場合に限り、公共交通機関の使用可能
前回は公共交通機関は使えず、結局、限定されたルートで移動し、ホテル隔離2週間を行なったので、コスト面も含め本当に大変でしたが、だいぶ緩和されました。
日本への入国時/帰国時に必要な書類
● 厚生労働省 水際対策
出国前72時間以内の検査証明書 (ファストトラック使用の場合は、こちらをMySOS登録)
※令和4年3月9日午前0時(日本時間)より、鼻腔ぬぐい液を有効な検体として取り扱います。鼻腔ぬぐい液検体は核酸増幅検査のみ有効
※❌「Throat (swab/smear)(咽頭ぬぐい)」❌「Rapid antigen (test/kit)(迅速抗原検査)」
質問票(ファストトラック使用の場合はMy SOSから登録)
質問票WEBより回答し、QRコードを作成。QRコードはスクリーンショットで保存または印刷し、検疫時に提示
12条に基づく質問(*ファストトラック使用する場合はMy SOS内で登録)
誓約書(*ファストトラック使用する場合はMy SOS内で登録)
検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出について 誓約書 用紙
ワクチン接種証明書(*ファストトラック使用する場合はMy SOS内で登録)
待機期間の緩和等を希望する場合(任意)。
※本措置は、令和4年3月1日午前0時から。
必要なアプリの登録(My SOS・COCOA・位置情報の設定)
待機場所に到着したらMySOSで 待機場所を登録
以前と比べると、位置情報確認アプリ 「OEL」というアプリの登録がいらなくなって、かぶっていた作業が少し楽になりました。
COCOAのインストール
海外で、登録しようとすると、「通信に失敗しました」とうまくできません。
試しにVPNを使ってみると、進むことができました。
ただ、消費電力があがるとも聞いていますので、左上の三本線(三)から、設定で使用中止にしておきました(笑)
前回も、日本に到着後から、起動することができたので、インストールだけしておけば問題がないかと思います。
また、空港でも確認されないという噂もあります。
実際に、空港の検疫では、こちらのアプリは詳しく設定などみられることはありませんでした。
My SOSのアプリに関しては、しっかりと位置情報の確認までされました。
NEW!! ファストトラック 入国時の検疫手続きを事前登録!おすすめ!
●ファストトラック(入国時の検疫手続きの一部事前登録) NEW!!
※ 成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方がご利用可能
※ 搭乗便到着予定日時の16時間前までにアプリ上での事前登録。
日本に入国する前に、アプリ上で検疫手続きの一部を事前に済ませることができます!!
ファストトラック 登録方法 なぜかできない?!前回利用した方は、一度アンインストールが必要かも
My SOSアプリのインストール・登録
●MySOSアプリの「検疫手続事前登録」ボタンをタップ
と書いてあるのですが、ここですぐにつまづきました!!
インストール時に「日本入国前に検疫手続きの一部をアプリで行うことが可能です。こちらの機能を利用しますか。」で「はい」を選択した場合に、「検疫手続き事前登録」ボタンが表示されます。
ファストトラックの登録をしたいのに「検疫手続き事前登録」ボタンが表示されない!!のです。
調べてみると。。。
表示されていない場合は、MySOSアプリをアンインストールしてから再インストールしてください。
とのことで、前回 入国時にMySOSをインストールしておりましたので、一度、削除すると、うまくいきました。
アプリをインストールし、通知などはすべて許可していきます。
長ーい文章をみながら、「アカウント登録」まで進み、パスポート番号/生年月日/氏名 を入力。
マイクや、カメラ、位置情報のアクセスなどを許可していきます。
「同行者の確認」、そして、やっと「入国前に検疫手続きの一部をアプリで行うことが可能です」と「ファストトラック」に必要な画面になりました。
●左下の「検疫手続き事前登録」から ●質問Web/誓約書/ワクチン接種証明/出国72時間以内の検査証明書を登録していきます
こちらの画面はこの時点では赤色です、ここから黄色→緑色になると完成です。
登録手続きの青文字をタップしていき、それぞれ登録をします。(私は赤字の「登録してください」/未登録/などをタップして、あれ?進まない。。。と思ってしまいました 笑)
●アプリの指示に従って
・質問票
・誓約書
・ワクチン接種証明書(「有・無」を選択)
・出国前72時間以内の検査証明書を登録
質問票(My SOS)ファストトラック用
質問票を入力していきます。説明を読み進み。。。
1-1日本到着日/1-2航空会社/1-3座席番号を入力。
1-4氏名 1-5国籍 1-6性別 1-7生年月日
2-1滞在先
2-2 国外居住者は出発予定日/航空機(なくてもすすめました)
3-1 14日以内に滞在した地域 4-1〜6 は体調をチェック
5-1 メールアドレス 5-2 電話番号 5-3 緊急連絡先 と入力し、QRコードが発行されました。
急なフライトキャンセル・変更!内容を変更できない?!
私の場合、突然のフライト欠航からの変更となりまして、、、、実際、陰性証明書をアップして画面が緑色に変わるまでは、内容を変更できましたが、、、登録後はできなくなりました。
さらに、このご時世、突然の機材変更で座席が変わったり、到着時間がかわったりなどすることもありますよね。
私は、陰性証明書アップ後に、座席を変更したので登録したかったのですが、できませんでした。
空港での検疫では、内容が少し変更になっていたとしても、再度係りの人がチケットと見比べて、提出内容と違っていれば、その場で入力し直してくれましたので、問題はありませんでした。
誓約書(My SOS)ファストトラック用
自動入力がほぼされて、足りないところを入力。
ワクチン接種証明書(My SOS)ファストトラック用
・ワクチン接種証明書(「有・無」を選択) 登録をするとステータスが黄色になりました。
ここで、ワクチン接種証明書を無しで登録すると、有りに変更できないので注意!!
ここまでは、早期に入力できますね。残りは検査証明書だけです。
出国前72時間以内の検査証明書を日本到着16時間前までに登録(My SOS)ファストトラック
・出国前72時間以内の検査証明書を登録
●12:50 陰性証明書を取得 ●12:54 登録終了 ●13:08 審査完了(緑になりました) *およそ15分!!早いですね。
My SOS で陰性証明書の登録手順
陰性証明書を取得後に、My SOSの検疫事前登録をします。
陰性証明書の内容をそのまま入力していきます。
●検査証明書事前登録の有無(有)●検体採取日・時刻 を入力すると、証明書の有効期限が表示されます。
●検査の種類・検体採取法・検査結果を入力、証明書の写真ファイルをアップロードし終了
●センターでの登録内容の確認が完了するとアプリ画面が緑に変わります。
*搭乗便到着予定日時の16時間前までに申請していれば、入国までに審査が完了します。
私の場合、陰性証明書をアップして、約15分で審査が終了しました!
日本到着時間の16時間前までに入力を終えなければいけないので、PCR検査の時間をそれにあわせて受けないといけないですね。実際に当日に早めにうけても間に合いますが、日本の場合は、意外とゆるくて出国前72時間の証明書がOKなので、3日前から準備することはできますね。
日本帰国前と帰国時に、アプリの不具合が起き、開けなくなりました。
あとでアプリのアップデート画面が出てきたので、そういうタイミングに当たると不具合が起きるのかな??
ということで、絶対にQRコードをスクショしておくことをおすすめします!(必ず画面の一番下までみえるようにスクショしましょう)
デジタル庁 Visit Japan Webサービス は必要か?!
Visit Japan Web サービスとは
Visit Japan Webサービスは、デジタル庁が提供する、海外からの入国者(海外から帰国する日本人も含む)が入国時に検疫・入国審査・税関申告の入国手続等を行えるウェブサービスです。
入国時に検疫・入国審査・税関申告の入国手続等を行えるウェブサービス
このシステムはアプリ対応ではありません
Visit Japan Webでできること
- 電子化された検査証明書のアップロード
- 入国時に必要な基本情報の入力
- 入国審査で必要な情報の入力
- 税関申告で必要な情報の入力
- 登録された検査証明書の表示
- 入国審査に必要な情報を提供するための二次元コードの表示
- 税関申告に必要な情報を提供するための二次元コードの表示
デジタル庁のVisit Japan Webは必要か?My SOSとの違いは?
Q. デジタル庁が提供しているVisit Japan Webサービスを利用していますが、ファストトラックと一緒に利用できますか?
A. Visit Japan Webサービスと、MySOSアプリを利用したファストトラックは、どちらも任意でご利用が可能であり、併用いただいても問題ありません。
データの連携はないため、ご利用にあたっては、Visit Japan WebサービスとMySOSアプリでの事前申請をそれぞれに行う必要があります。同じ情報や証明書をそれぞれにご登録いただく必要があります。
ファストトラックについてよくある質問
ということなのですが、前述した厚生労働省の「My SOS」と被っているところが多く、実際は「My SOS」を利用される人が多いのではないでしょうか?
ただ、難しいことはわからないのですが、利用規約・プライバシー ポリシーや個人情報の扱いなどで、デジタル庁の「Visit Japan」の優位性を語っている方もいらっしゃいますが。。。便利な方に流れてしまいいますよね。。。
税関アプリ:税関検査場電子アプリを使うとペーパーレスで早い!
このようなご時世になって、帰国される方がほぼ、長期滞在者ということもあり、みなさんかなりなお荷物で、人数の割には税関がすすまないということがあったので、前回から私はアプリを使っています。
まだ、あまり利用者は少ないのでサクサク進みます。
また、税関では、担当の方も、とても丁寧に教えてくれます。
税関アプリを利用可能な空港
成田国際空港
羽田空港
関西国際空港
中部国際空港
福岡空港
新千歳空港
那覇空港
税関アプリで電子申告をする方法 おすすめ!!
税関ホームページ:アプリのダウンロード 税関検査場電子申告ゲート利用法
*ICチップ入りのパスポートが必要
●アプリをダウンロードし、個人情報を入力後、税関申告書と同じ内容の質問に答えていきます。
最後に申告内容をチェクして、QRコードを発行して終了です。
空港の税関検査場では、電子申告端末を使用し、電子申告ゲートへ
空港の税関検査場に設置されている電子申告端末を利用。
税関申告アプリで作成したQRコードとIC旅券(パスポート)を読み取らせ、案内に従って手続きを進めます。
端末で手続きをする間に顔写真がとられます。
手続きを完了し、電子申告ゲートに進むと、再度、顔写真を撮影され顔認証が行われ終了です!
まとめ:My SOSのファストトラック&税関アプリの二刀流で入国手続きがスムースに!
今回は、ヨーロッパから日本に帰る際に必要な書類やアプリをご紹介しました。
結果ですが、My SOSと税関アプリがあるとかなり日本ではスムーズです。
ただし、、ヨーロッパ側でのチェックインの際に日系の航空会社でない場合などは、My SOSの緑のQRコードがまだまだ認識されていないこともあり、日本へでの検疫書類に関してペーパーでもっていたほうがいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。