私は、家族がスペインに住んでおり、このご時世でも、何度か海外渡航を経験してきました。
今回は自身のビザ取得も含めて渡航することになりました、2021年7月の渡航する際に準備したことをご紹介させていただきます。
渡航前の準備項目
・航空会社、ルートの選定
・スペインやトランジットの国(ドイツ)の入国要件
・検査の予約(スペインは必要ないのですが、トランジット国で必要な場合、72時間や48時間という制限もあるので、居住地域によりは難易度が上がります、今回は芝国際クリニックで予約)
・空港までの宅急便の予約(今回も、日本国内から海外の到着空港まで配送してもらえる ANAてぶらサービス を利用)
・空港までの交通手配
・帰国時の空港の選定、帰国時利用するホテルの状況、検査の予約(前回、成田空港に帰国しましたが、強制隔離ホテルがとてもつらかったので、成田以外の空港をえらびました)
を主に調べますが、刻々と各国の条件が変わったり、航空便もこのご時世には急な日程変更・機材変更があったりと本当に到着するまで気が抜けません。
直行便ではなく、乗り継ぎ(トランジット)での渡欧は注意が必要
乗り継ぎ便を利用する際には、乗り継ぎ国と最終目的地の国の両方の入国規則を個別に確認する必要があります。
私は、今までに
1回目 2020年7月 関西国際空港 → ドバイ→スペイン・バルセロナ(エミレーツ航空)
2回目 2020年12月 関西国際空港→フランス・パリ→スペイン・バルセロナ(エールフランス)
3回目 2021年6月 羽田空港→ドイツ・フランクフルト→スペイン・バルセロナ( ANA)
と経験してきました。
その時々で、制限が少なそうなルートを選んでおり、それぞれの国の入国の可否や要件を調べます。
チケットは取れても、入国要件や書類不備により当日、飛行機に乗せてもらえない、入国できないとなると悲しいし本当に大変でトランジットの空港でリアルターミナル状態になる人もいたようです。
今までの経験ですと、上記の乗り継ぎ国では、拍子抜けするぐらい用意していた書類のチェックはほぼありませんでした。
しかし、飛行機に搭乗する際に、最終目的地の書類をかなり詳しくチェックされます。
前回のドイツ経由が入国や乗り継ぎを拒否が一部発生していたということもあり緊張しましたが、今回ドイツは制限が緩和されてきており、今回もドイツ経由にしました。
EU圏もちょっと面倒です、トランジットの国がEUの場合、そこからシェンゲン域内へ入域となり、入国審査が行われるので、最終目的国との条件の違いを確認しておかなければいけません。
今回もANA 羽田空港発 フランクフルト経由 バルセロナ行き
出発10日前に航空チケットを探しました。
今回は、ワンワールド系のイベリア航空を一番に探しましたが、再開されたと聞いていたものの、本数自体はかなり少なかったので、やめました。直行便がやはり一番問題がすくないので、おすすめなのですが、、、。
PCR検査の入国72時間という制限もあるので、乗り継ぎが多かったり、飛行時間・乗り継ぎ時間が長いフライトはおすすめできません。
あと、PCR検査が平日しか受けられないことも多いので、出発日を週始めではなく、水曜〜土曜日あたりにするようにしています。
ですので、前回と同じくANAでフランクフルト経由にしました。(ドイツは6月から日本に対して入国要件が緩和され、陰性証明書があれば入国できるようになったため)
あと、この時期、フライトの欠航や変更もあるので、路線として本数が多く飛んでいる方が、変更もしやすいのでおすすめです。
オリンピック後に渡欧しようかと思っていたのですが、空席状況をみていると、混雑していそうでしたので、オリンピック中にしました。
今回のフライト予定はこちらの便となりました。
7月29日(木) NH203 東京(羽田)00:10発 – フランクフルト05:20着(12時間10分) (7/29 日本時間12:20にフランクフルト到着)
7月29日(木) LH1126 フランクフルト09:45発 – バルセロナ11:45着
2021年5月24日 日本からスペインへの入国制限解除
詳しくは、こちらでご確認ください スペイン渡航予定の方向けの在スペイン日本国大使館の情報HP
2021年5月21日,スペイン内務省は,EU・シェンゲン域外国の居住者に対するスペイン入国制限措置を変更する省令を官報に掲載、日本からのスペインへの入国制限が解除されました!
査証免除による日本からの観光や商用等の短期滞在目的でのスペインへの入国も可能となりました。
しかし、日本国外務省によるスペインへの渡航中止勧告は継続中です!
在バルセロナ日本総領事館からの情報によりますと、5月24日から陰性証明や、隔離の必要もなくなりました。(スペインからの帰国時は検閲所が用意した宿泊施設で3日間の待機と、10日間の自己待機が必要。)
そして、さらにワクチン接種者なら6月7日より全渡航者受け入れになりました。
しかし、乗り継ぎの経由地によっては陰性証明書の提示を求められたり、引き続き日本からの入国制限やトランジットに際して条件付きの場合があるので、事前に確認が必要です。
日本から直接到着する場合や他の制限解除された国のみを経由し到着する場合はいいのですが、制限が解除されていない非対象国の空港で入国せず、乗継ぎをだけを行う場合にのみ入国が許可されるので、乗り継ぎ地では気をつけたほうが良さそうです。
今回私はドイツ経由ですので、ドイツの指示にしたがいます。
スペインの空港での検疫
スペインに入国する全ての者に対しての申告書面の提出が必要です。
検温、目視によるチェックは引き続き実施されています。
保健省の専用ページ 又は専用の無料アプリ「SPAIN TRAVEL HEALTH-SpTH」に表示されるフォーマットに電子的に記入し、提出が必要です。
スペイン旅行前健康状態申告システム(https://www.spth.gob.es)を渡航前に入力しておくと慌てなくてすみますが、早すぎると入力ができません。
渡航予定日が2日以内になった 時点で,ステップ3へ進み,出発国や経由国,健康状態の入力に進み、
全てのステップが終了すると,登録したメールアドレスにQRコードが送られてくるので QR コードはを空港で提示します。
ドイツの入国要件、必要書類など 2021年7月23日現在
●2021年6月4日在ドイツ日本国大使館HP 検疫措置(こちらも合わせてご確認ください)
2021年6月4日,日本に対する入国制限を解除。6月6日より,日本からの渡航者(短期渡航者,長期滞在者)は,従前どおりドイツに入国することが可能 となりました!
ドイツ入国前48時間以内(抗原検査の場合),またはドイツ入国前72時間以内(PCR検査の場合)に実施したコロナ検査の陰性証明書が必要です。
ワクチン接種証明書又は快復証明書の所持者はコロナ検査の陰性証明書免除。
7月23日現在,日本はリスク地域に指定されていないので,日本からの渡航にあたって,登録義務,隔離義務はなし。
日本を含む全ての国・地域からの航空便によるドイツ入国者は、
航空便搭乗前に、ドイツ入国前48時間以内に実施した抗原検査
又はドイツ入国前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書の提示が必要になる。
(シェンゲン域外の第三国(例えば日本)からシェンゲン域外の他の第三国(例えばアフリカ諸国)への乗り継ぎ(ドイツ入国を伴わないトランジットエリア内での乗り継ぎ)は対象外。)。
陰性証明書は英語、独語、仏語のいずれかで記載されている必要がある。
なお、日本は、入国時のデジタル入国登録及び入国後の隔離義務の対象ではない。
こちらも参考にしてください。
- 新型コロナウイルスに関する最新情報(ドイツ) 大使館HP
●ANA フランクフルトでシェンゲン協定加盟国へ乗り継ぎ (こちらも合わせてご確認ください)
ドイツへ入国・ドイツでシェンゲン協定加盟国へ乗り継ぎの場合
搭乗手続きの際に以下のいずれかの新型コロナウイルス検査の陰性証明書の提示が必要。
- PCR検査:ドイツ入国の72時間前以降に受けたもの
- 抗原検査(Antigen):ドイツ入国の48時間前以降に受けたもの
検査方法は日本で行われているPCR法・LAMP法・TMA法のいずれかの検査であれば有効。
ワクチンの接種証明書または感染からの快復証明書を所持している場合は、陰性証明書の掲示は免除。
●JAL HP 各国検疫について
PCR検査の予約 陰性証明書の発行
今回、スペイン入国に陰性証明書は必要ないのですが、トランジット国のドイツでEU圏に入国するため必要となりました。
72時間や48時間という制限もあるので、居住地域によりは難易度が上がります。
今回は渡航当日に東京の浜松町にある『芝国際クリニック』を予約しました。
7/29 0:10 日本発
7/29 5:20 日本時間 12:20 にフランクフルト到着予定
でしたので、当日7/29 13:45 に検査を予約すると 当日 19:00 に検査結果・陰性証明書の発行が可能でした。
まとめ
今回は、コロナ禍のヨーロッパ渡航で準備したことをご紹介いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。